予定日超過で陣痛促進剤の点滴を投与してもらい、一度前駆陣痛が来たもののまた収まってしまったまま朝になってしまいました。立ち合い出産をする予定の夫も一晩待ちぼうけ。その間に分娩室では誰かが陣痛で「フーフー」言ってる声や赤ちゃんの産声などを聞ききながら、心が静かに緊張と期待で膨らんでいくのを感じていました。
陣痛促進剤の錠剤をもらう。錠剤と点滴の違いと効果とは?
さて私は最初に点滴を投与され、それでだめだったので翌日に錠剤をもらいました。この錠剤と点滴の違いってなんなんでしょうね?気になったので調べました。
陣痛促進剤の点滴は量の調整がしやすくて効果も高い
陣痛促進剤で点滴で投与される薬剤は、オキシトシンやプロスタグランディンF2αという分娩が進行するときにでる体内の化学物質を化学合成したものです。子宮を収縮させる効果があり効果も早いといわれています。ただこれは子宮頸管がまだ柔らかくなっていないときは使わない場合もあるみたいです。
陣痛促進剤の錠剤は子宮頚管を柔らかくする効果もある
陣痛促進剤の錠剤はプロスタグランディンE2というもので、分娩が始まるとともに羊水中で濃度が高くなる物質を化学合成したものです。オキシトシンやプロスタグランディンF2aとの相違点はお腹の中で赤ちゃんを支えている子宮頚管を柔らかくして赤ちゃんが出てきやすい状態にしてくれる効果があります。
それぞれ効果が異なるので、母体の状態によって使い分けるみたいですね。通常は錠剤が先に投与されることが多いみたいですが、私は逆だったのでケースバイケースなのかな?
お腹にNST(ノンストレステスト)のベルトをつけて心拍数を計測

陣痛を待つ間にNST(ノンストレステスト)というお母さんの心拍数とお腹の張りを監視する装置を体につけます。ベルトのようなものをお腹に巻き付けて計測すると、小さなレシート発行マシーンみたいな機械から心拍数などが波線グラフで印字された紙が出てきます。
このグラフの波の高低が大きくなるといよいよお産開始となるので、これを監視しながらお腹が張るのを待つわけです。
夫がひらめいたNSTで分娩を早くする方法(使えない裏技)

NSTをつけて待つことしばらく。なかなかグラフの高低が大きくならないので「いつ来るか―いつ来るか―」終わりが見えないトンネルをさまような気分になってきました。すると黙ってみていた夫がポツリ。
「このベルトもっときつく巻いたら感度がよくなって高低差が計測されやすいんじゃないか」
そういう問題か?
うちの夫は仕事でもただ待たずに自分から取りに行く行動派タイプなんですけど、ここでもその性分を発揮してきました。発想はすごく宇宙的だと思いました。
余談ですがこのノンストレステストの機械の音って独特で、この音を聞くと当時のことをじんわりと思い出します。
それではまた続きは次回に!
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