コロナ対策の外出自粛要請で買いだめする人を叩く前に思い出したい緊急時で大切なこと(追記あり2020/03/27)

時事ネタ

世界各地でコロナウイルスの感染者が急増し、収束がなかなかみえないなか東京オリンピックの延期が発表されました。次いで東京との外出自粛要請など、ゆるやかな雰囲気だった日本にも緊迫感が増してきたように感じます。今回はSNSなどを通じてみたコロナウイルスに対する人々の反応と、世界各地に住む友人・知人などから聞いた情報をもとに、本当に今大切なことは何かを考えてみたいと思います。

コロナウイルス対策で東京都が外出自粛要請をして食料などを買い求める人の列が話題に

コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、東京都が週末の外出や他県との移動を自粛することを要請しました。これを受けて東京都内のスーパーでは週末に備えてか、買い物客が殺到し長蛇の列に商品棚は空っぽと言う事態になりました。

SNSでは買い占め・買いだめに批判も…でも本当に悪いのは何か?


これに対しSNSでは「買い占めするな!」という批判の声が上がっています。こういった現象は先だってアメリカやオーストラリア、ヨーロッパでも見られました。「外出できなくなるから買っておかなくては」となるのは仕方ないことかもしれません。

結果的にそう思う人が殺到したために商品が買い尽くされたということで、マスクの時のような特定の意図を持った人間による「買い占め」とはまた違う問題なので、十把一絡げにして批判するのはちょっと良くないんじゃないかなーと思います。

SNSでは情報やデマが錯そう!311の時を思い出す…戸惑う人・叩く人

このコロナウイルスの一連の流れをずっとtwitterでみているのですが、なんだか雰囲気が311の時を思い出させます。311の時も刻一刻と悪化する事態と錯そうする情報。デマも頻発していましたしまだこの先どうなるかわからない状況下で、それを恐れる人たちとそれに対して「風評被害」といって冷静さを保つよう呼びかける人たちでお互いをたたき合うというような状況が起きていました。

新しい感染症が世界規模で起こっている。そういう時に同じ国民どうしで自分と意見や考えの違う人をたたき合っていてはいけないと思うんですが、なぜこういうことが起こるのでしょうか。

海外と日本とで温度差が違うという点も当時と似てる

私にはアメリカ・韓国・中米に住む友人知人が数名いるのですが、外出禁止令が出てる国もあり、仕事や生活にかなり影響がでて死活問題になっているところもあります。それぞれの政府の対応の仕方も日本に比べるとかなり締め付けがきついなと感じます。

311の時も海外ではものすごくセンセーショナルに報道されていたのですが、日本では報道されない部分も多かったのです。もちろんその時は当事国とそうでない国という違いがありましたが、今ではどの国も当事国なのでやはりこの温度差に違和感は感じます。

海外は外出禁止で逮捕も…日本はオリンピックのために感染者を隠匿?政府や専門家の情報開示がなどが不透明で不安を募らせている

ある中米の国に住む友人の話では外出できるのは決められた時間内のみで、しかも家族のうち一人しか外に出てはいけないそうで破れば逮捕されます。

日本ではまだそこまでシビアな状況ではないとはいえ、今後のことはわかりません。SNSではオリンピック延期が発表された直後に東京都が感染者数を発表→外出自粛の流れだったので、「オリンピックのために感染者数などを隠匿してたのでは?」という声も上がっています。

真偽はわかりませんが、今後の見通しが不透明で一斉休校などで仕事や生活に影響が出始めて不安を抱える国民が懐疑的になるのは無理もありません。政府や自治体には専門家などによる正確な情報開示を頻繁に行って、今後の生活の見通しに不安を持たずに済むように働きかけていただきたいです。

日本にコロナにしっかり対応できて情報発信できる専門家がどれくらいにいるのかという不安も

でも正直、政府側にコロナにしっかり対応できる専門家が不足してるんじゃないかなーと心配しています。なぜかというと、感染者数が収束しつつある韓国の検査体勢をみてると最初から防護服着てしっかり対応してたと思うんですけど、日本の場合チャーター機で帰国させた人を乗せたバスの運転手さんとか防護服とか着ていないかったし…。先日リスクコミュニケーションに関する記事を読んだら、その専門家の人が「空気感染するというデマ」と発言していたのですが、条件がそろえばそれもありえるということで…(下の記事参照してください)うーん…と思ってしまいます。

結局のところ、新型コロナウイルス感染症は空気感染するのか?(坂本史衣) – Yahoo!ニュース

新型コロナウイルスがエアエロゾルの状態で3時間以上生存できるという研究結果が発表されましたが、やっぱり空気感染のリスクを心配したほうがよいのでしょうか?

世界各地のコロナ感染者数の推移!感染者数が多かった韓国と日本の比較

下に掲載しているのは世界各地のコロナ感染者の推移です。現在はアメリカでの感染者数が増えていますが、1月~2月時点ではアジアが中心だったのが、3月に入ってからヨーロッパ・アメリカで急激に増加しています。そうみると日本で今後爆発的に感染者が増える可能性があるということ。

韓国をみてみると、3月頭までは以前の記事でふれたように中国に次ぐ感染者数でしたが、ここにきて減少している点をみるとコロナ対策がうまくいってるかなという印象があります。

韓国は過去のMERSで培った対策が功を奏している?早期に支援策を明示

韓国は隔離対象者の支援を在留外国人にもしているようで、支援策が明示されているとうのはひとつの安心につながるし、パニックも起きにくいかもしれませんね。
以下の記事を参照ください。

「新型肺炎」への日韓両国の対応を比較(第5弾) 他人ごとではない深刻な韓国の感染状況!(辺真一) – Yahoo!ニュース

中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス(新型肺炎)を予防し、拡大を防ぐためにも同じような被害を被っている、中国の隣国である日韓両国が情報を密に交換し、協力することが大事だ。前回(2月14日)に続き、日韓の現状を比較してみた。   ▲感染者の数 (26日午後4時基準)   日本: 178人(+21人)※チャーター便感染者14人も含める。    (+クルーズ船感染者691人)   韓国:

検査数の多い韓国で医療崩壊は起きているのか?現地の人の声を聞いてみた

韓国は大邱で新興宗教による爆発的な感染者急増もあり、徹底的な検査を施しましたがそれによる医療崩壊はあったのでしょうか。先ほど韓国に知人がいるという話をしましたが、その知人は大邱在住です。彼らの話では医療崩壊は起きていないし、食料品の買い占めなども起こっていないということです。

ただ、政府のコロナ対策に対して在留外国人の治療費等を政府が負担するということに対して反対する署名活動などは起こっているようです。日本よりも締め付けが厳しいコロナ対策に対するストレスを韓国の人たちも感じているようです。

緊急時だからこそ人には思いやりを!国や行政には利権ではなく命を守っていただきたい

日本と外国を比較して、どっちが正しいとか間違ってるとかを議論するのはナンセンスだと思います。ですが、感染者の推移などの客観的な数値と実際にどう対応したのかということを参考にするのは人類全体にとって有益だと思います。商品券だ和牛券だいう前にまず税を免除してよとか、外国のアイデアを参考にするのありだと思いますし。

また恐れる人、戸惑う人を叩くのはやめたほうがいいです。それぞれの家で子供がいたり持病のある人がいたり、お年寄りがいたりと事情は様々なんですから。国や行政には利権ではなく、人の命をまもることを最優先に考えて政策を実行していってほしいです。

追記:山中伸弥教授による新型コロナウイルス情報サイト

このブログをあげた後にTwitterをみていたら、相互フォローしていただいてるしりさんのツイートが目に留まりました。
(しりさんは漫画を交えた育児ブログを書いてらっしゃいますが、とても可愛く温かいエピソードで癒されます。おすすめ!しりさんのブログはこちら

IPS細胞でご存知の方も多い山中伸弥教授による新型コロナウイルスに関する情報提供を行っているサイトです。エビデンスの強さによる情報分類などは特に必読で、的確に情報を判断する助けになります。エアロゾルによる空気感染など、私が上で触れたことについても記載がありました。ぜひ参考にしてください!

またのちほど新型コロナウイルスに関する支援策などもまとめてみたいと思います。苦難の時ですが、みなさん負けずに乗り越えていきましょうね!

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